ルーブル美術館の有名作品の小話

カテゴリー ルーヴル美術館

 パリで一番有名な(?)観光地でもある、ルーブル美術館。

私も一度行ってからすっかりルーブルのとりこになってしまいました。
オルセー美術館やオランジュリー美術館など、他にもお気に入りのパリの美術館はたくさんありますが、やっぱりルーブルは桁違いにすごいと思います。
 
まず、収蔵作品の時代の幅と数がすごい!
有名なのはルネサンス〜ロマン主義の作品だと思いますが、古代エジプトや古代ギリシャ、イスラムの美術品のボリュームもすごいし、印象派以降の作品も展示されてます。
 
有名な作品はあげてもキリがないですが、誰もが知ってそうな作品(独断と偏見による)はこのへんかな?
 
 
(ドゥノン翼 2階)

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もう説明は不要ですよね。ルーヴル美術館の代表とも言えるのかも。
レオナルド・ダ・ヴィンチが最も大切にしていた作品と言われています。

 

 

モナ・リザだけ、展示方法が厳重過ぎます。
まず、顔を近づけてまじまじと見ることはできません。
半円状に柵が立てられて近づけないようになっているので、最前列でも5mくらい距離が離れているかも。
モナリザのすぐ近くに、同じくダ・ヴィンチの聖アンナと聖母子、洗礼者聖ヨハネ、絵画もありますが、こちらは特に柵も無く至近距離で観れます。
ある意味こっちの方が感動するかもしれません!
モナリザはすっごく混むので平日の開館直後に行くのがオススメです。
私はあまり分からなかったけど、どの角度から見てもモナリザと目が合うと言われています。
ぜひ空いている時に行っていろんな角度から眺めてみてください!
 
 
 (ドゥノン翼 1階)

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階段の踊り場にいらっしゃいます。
ニケは、勝利の女神らしいですね。
スポーツウェアのナイキの語源だとか。
サモトラケというのはこの彫刻が見つかったギリシャの島の名前です。
私は昔、サモトラ家だと勝手に思っていました・・・!
また、この彫刻はもともとはバラバラになっていて、118個の断片を繋ぎ合わせて復元したものらしいです!
見た時にそんなこと気がつかなかったのでその技術の高さにビックリ!
あと、右腕はすでに見つかって、ルーヴルに所蔵されてるようですね。
もともとは腕を広げた姿らしいです。
タイタニックの舳先で腕を広げる有名なシーンも、ニケの真似をしてるんだとか。
よく見るとニケの立っている台座が船の舳先の形になってるとか。
ニケ本体に夢中で台座まで見ていませんでした!今度見てみよう。
 
 
 (ドゥノン翼 2階)

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これも、美術の教科書に載っていた!という人が多いのでは。
フランスの七月革命を題材にした絵画で、左側のシルクハットの男性はドラクロワ自身じゃないかと言われています。
フランスでは何度か革命が起きていますが、いわゆるベルばらのフランス革命ではなく、そのフランス革命後ナポレオンが台頭して、そのあと王政が復活し、その王政に対する革命です。
革命は3日間で完了したそうな。明治維新と比べると、すごいスピード感ですね。
もちろん事前に入念な準備をしたんだと思いますが。
真ん中の女性は、フランスの共和制・自由を象徴するマリアンヌという自由の女神です。
 
 
・ミロのヴィーナス
 (シュリー翼 2階)

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これもまた超有名作品ですね。
エーゲ海のミロス島で発見されたからミロのヴィーナスと呼ばれています。
ヴィーナスはローマ神話の愛と美の女神で、ヴィーナスという読み方は英語読みです。ローマ読みだとウェヌスと読みます。
また、ギリシャ神話のアフロディテとも同じです。
美術の解説書などで、さまざまな作品でヴィーナス、ウェヌス、アフロディテが登場しますが、みんな同一人物なんですね。
愛の女神ということで、神話の中では誰かと誰かを恋仲にしたり、自分自身もたくさん恋をしたりしていたようです。
女嫌いのヘシオドスは、クロノスに切り落とされたウラノスの男性器についた泡からヴィーナスが生まれたと書いているそうな・・・。
よくそんな生い立ち思いついたな!と思います!!
そんなことは微塵も感じさせない、気品のあるミロのヴィーナスです。
 
 
  (ドゥノン翼 2階)

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新古典派の画家、アングルの作品。
アングルはルネサンス期のラファエロを敬愛する画家さんで、ドラクロワたちのロマン主義と対抗していました。
アングルは正統派、ドラクロワは革命児という感じでしょうか。
グランド・オダリスクは、背中が実際の骨格よりも長いそうです。
当時サロンで「脊椎が3個くらい多い」と批評されたらしいです。
デッサンの鬼のアングルなので、間違えて長くなっちゃったんじゃなく、明確な意思を持って長く描いているんだとか。
曲線美を大切にしていたそうですね。
アングルはこれ以外にも女性の背中を描いた絵が多く、背中フェチだったとも言われています!
 
 
 (リシュリュー翼 1階)

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世界史で必ず習う、目には目を、歯には歯をのハムラビ法典。
報復上等!という法律だと思っていたのですが、そうでは無いらしいです。
むしろ、報復の範囲を制限する法律なんだとか。
目をやられても目まで、歯をやられても歯まで。100倍返しなんてとんでもない!という思想の元作られたようです。
ただ、身分の違いによっては報復の範囲も変わったらしいです。
ハンムラビ法典はそもそも現在のイラク付近にあったバビロニアという国の法典なんですが、それがなぜルーヴルに?
詳しい経緯は分からないのですが、発掘したのがフランスの調査隊だったようです。
それでそのまま持って帰ったのかな?
ハンムラビ法典はもともと紀元前12世紀頃に奪われてその後行方不明だったらしいです。
ハンムラビ法典狙いで調査したのか、他の調査してたらたまたま見つかったのか、どっちなんでしょうね!
 
 
と、このあたりが美術とか歴史とかほとんど興味なくても知ってる作品かなぁと思います!
作品名の下にあるドゥノン翼、シュリー翼、リシュリュー翼というのはルーヴル館内の建物(エリア?)の名前です。
ドゥノン翼はセーヌ川沿いの建物、リシュリュー翼はその対面の建物、その2つをつなぐのがリシュリー翼です。
リシュリューとシュリーがなんだか語幹が似てていつも間違えます。
ドゥノン翼が有名どころが多いですね〜!
やはり、その分常に混んでいる印象です。
 
ちなみに、ドゥノン、シュリー、リシュリューはすべて人物名です。
リシュリューはルイ13世の宰相でかなりの切れ者で、三銃士にも登場する人物。
ルーブル宮殿の増築を手がけたそうです。
また、ドゥノンは初代ルーブル美術館の館長。
シュリーはアンリ4世の事実上の宰相で、ルーブルの拡張を提案したのだとか。
 
3人ともルーブルになくてはならない人物だったんでしょうね。
 
それにしても、ルーブルは調べれば調べるとどんどんとおもしろい話が出てきますね。
今後ちょくちょく記事にしたいと思います!
 

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